OPCSとは?

工法の開発について

昭和 60年度「ビルアクアテション給水管赤水防止に係わる新技術適用評価に関する研究として、厚生省の予算で当初研究が始まり、水に対する権威者達を集めて超純水等に対する研究を主な目的の一つとして始まりました。その中から生まれたのが、今問題になっているイオン水(アルカリ酸性)などで気体のオゾンを水の中に溶け込ませる技術(今までの科学の常識を超えた濃度のオゾン水を瞬間に多量にしかも常温で作れる技術)もここから生まれました。この大型開発から私どもが作り上げた、コンパクト化したポータブル『エジェクター』で配管内部を洗浄するのであります。

(1)工法の説明

簡単に言いますとオゾンの強い酸化力と殺菌力で給水管内のスライム・スケール・錆などを 殺菌分解して除去し、鉄部表面に酸化皮膜を作るということです。直結施工は、パイプシャフト内部バルブ~バルブ量水器を、取り外しバイパスコネクターを入 れてエジェクターからオゾンを配管内へ送り部屋内の蛇口からオゾン水を出すことにより、給水管内の錆コブを溶解排出し結果殺菌洗浄され共同住宅の場合最上 階より順次行って行きます。

 

(2)他の工法との比較について

第一にこの工法の最大の特徴は、『定期清掃的な考え方』の工法であると言うことです。

平成5年11月のアメニティ新聞で赤水対策として現在各種の工法が開発され、それなりの成果は見せていますが現実問題として100%完全という工法は今の所、ひとつもないというのが現状ではなかろうかと思います。

オゾン殺菌洗浄【オゾン・パイピング・クリーン・システム】も一度工事を行えば、
未来永劫と言う訳にはいかず3年から5年(配管内の老朽頻度による。)に一度定期的に工事が必要になります。
なぜなら残念ながら水道水中に含まれているバクテリアがゼロではない為に工事後は完全殺菌の状態に配管内が保てても、一度水道水を流すとその時から管内にバクテリアが付着するからです。(塩ビ管のヌメリなども同様です)

エ レベーターでも月に1~2度、マンションの共用部分の廊下でも月に数回清掃してワックスをかけてきれいにするのと同様に給水管の中も少なくとも数年にー度 クリーニング(完全殺菌)をすることで、管の閉塞をこれ以上進めない様にし管の耐久年数を数倍に延ばし、本来の耐久年数に少しでも近づくという考え方で す。

しかし、定期清掃ということになると各戸への負担が数年後に生じてしまうので、これを少しでも軽減する為に2回目からの工事代金は、初回の約半分位に設定します。半分は工事に対するお客様への保証金です。

第二にオゾン水がどうして有効なのかを説明します。
まず、赤水の出る原因も多々有り、電気的(イオン)微生物(バクテリア)等の色々な要素が、重なり合ってできる場合があります。

バクテリアに関しては、先程の説明の様に強い殺菌力で分解してしまうのはお分かり頂けると思いますが、サビの正体の『水酸化第一鉄』がどうなるのかについて簡単に説明しておきます。

赤サビの正体Fe(OH)2 『水酸化第一鉄』をオゾン水によって水溶性のFe(OH)3『水酸化第二鉄』に化学変化し、さらに酸化皮膜である『4.3酸化鉄』を生成させるのです。

第三に、工事終了後の管内水質に変化を与えない。(管内から排出されたオゾンは空気中に数分で酸素空気に戻るからです。)

O・P・C・S は、この様な特性を生かして配管の延命に貢献させて頂き、皆様の財産をお守りする事に協力させて頂きたいと思います。

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